和名:サヤアリグモ
学名:Myrmarachne innermichelis
大きさ:約6 mm
採集できる季節:5〜7
採集できる場所:奈良教育大学の理科棟裏で採集されました。
説明:これは♀のサヤアリグモです。アリに擬態(ぎたい:形を似せていること)しています。徘徊性(はいかいせい:あるきまわる)で、からだも黒く、糸を引いて降りる姿を見ない限りは、アリと見間違えます。ハエトリグモの仲間ですが、ジャンプはしません。

本州(ほんしゅう)、四国(しこく)、九州(きゅうしゅう)でみつかります。

かたちの

とくちょう

  • ♂は上顎(じょうがく:うわあご)を加えると8mmほどになります。
  • 背甲(はいこう)は幅の2倍以上。
  • 頭部と胸部のあいだは、頸溝(けいこう)により深くくびれています。
  • 胸部は背面では、半球状です。
  • 眼域(がんいき:めのあるはんい)は、ほぼ四角形ですが、後側が少し広いです。
  • 腹部は、長く、くびれがおおきい。
さんこうに

した本

原色日本クモ類図鑑 保育社

改訂校庭のクモ・ダニ・アブラムシ 全国農村教育協会